ホスピタリティ


三月二十四日は、NPO法人日本ホスピタリティ推進協会が制定した「ホスピタリティの日」です。これは、思いやり、おもてなしといった意味の「ホスピタリティ」の精神を広めるために制定されました。


プロスポーツ選手として活躍したMさんが、とある地方で最後の試合を終え、翌日飛行機で帰路についた時のことです。


Mさんは、客室業務員から心温まる手紙をもらいました。その手紙には「M様、本日はご搭乗いただき誠にありがとうございます。昨日は〇〇での最後の試合お疲れ様でした」と労いの言葉が綴られていたのです。


さらに「酷使した体を労りながら、第二の人生でも素敵な日々をお過ごしください」と応援メッセージが添えられていたのです。


手紙を読んだMさんは、〈ファンのために最後まで全力でプレーする〉という思いで残りの試合に臨み、無事に引退の花道を飾ることができました。


相手に対して、心温まる言葉をかけられる思いやりを持ちたいものです。



今日の心がけ◆元気づける言葉を発信しましょう

                                                                                (出典:職場の教養 2023年3月号)



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■経営者からの感想

ビジネスリーダーとして、ホスピタリティの重要性は常に認識しておかなければならないと感じます。NPO法人日本ホスピタリティ推進協会が制定した「ホスピタリティの日」は、この精神を広めるために非常に有益な取り組みだと考えます。

Mさんのエピソードは、ホスピタリティが個人の心にどのような影響を与えるかを示しています。客室業務員からの心温まる手紙は、Mさんが最後の試合に向けての情熱を維持する助けとなりました。これは、おもてなしの心が人々の行動やパフォーマンスにどれだけ大きな影響を及ぼすかを示す好例です。

ビジネスリーダーとして、私たちは従業員や顧客に対してもホスピタリティの精神を持ち続けることが重要です。それにより、顧客満足度の向上や従業員のモチベーション向上につながり、結果としてビジネスの成功に繋がります。心温まる言葉や行動は、相手に対する思いやりを示すだけでなく、信頼関係の構築やチームワークの向上にも寄与します。

このエピソードを参考に、私たちもビジネスの場でホスピタリティを意識し、相手に対して心温まる言葉や行動を今日も心がけていきましょう。